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あぁぁ(´Д`;)とがき

こんにちは!ヽ(´∀`)ノ

やっぱり今日もギンジローです\(^O^)/

えーリレー小説の番外編として書いたんですが・・・

やっぱり「死」と言う抽象的なものを書くのはとっても難しいです(´Д`;)

ええと、一応続くのですが、

あんまり長いとあれなので3話あたりを予定しております^^^^^^^

もう持てる力を出して!

オリジナルの方はそっちのけで入魂します!(o`∀´o)(ぉ

あ!最近合成(マジムラ)もしたんですが・・・

2個連続見事なマジメイトでした^^^^^^

ちwwwっくそー!ww

んでぁ!(・∀・)ノシ

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大いなる 螺旋と咆哮の中で 僕は舞う( After side Ⅰ 無 

「人って、死ぬとどこへ行くのだろうね・・・。」

アウクソーは、ガーディアンズの集合墓地の一角にいた。

「あたし達は、擬似生命体だけど・・・意思だってあるし、人と変わらないよね・・・?

すると、墓標に供えられている鮮やかな花たちの花弁から、一滴の雫が落ちる。

雫は地面につき、一瞬、波紋の波を生んだ。

「・・・うん、そうだよね。」

思わず、顔がほころぶ。

そう、彼女はいつだって自分と一緒。

燦然と輝く記憶の中で、ずっと存在しつづけるんだ。

「アウクさぁ〜ん!」

遠くからどこかなよった声が聞こえる。

見ると、ユイが花束を片手にこちらに来ていた。

「あ、やっぱりユイちゃんも来たんだ。」

「うん・・・あの日から、今日で丁度1年だからね・・・。」

「もう、1年もたっちゃったったんだ・・・。」

アウクソーもこの1年間、その日を忘れずにはいられなかった。

二人にとってその記憶は、悪夢でありながら、とてもかけがえのない記憶である。

「ねぇ、アウクさん。」

ふいにユイが悲しい表情を見せた。

「・・・なに?」

「コギーさんや、ギンはどこに行ったのかな・・・。」

アウクソーが口ごもる。

「それは・・・あたしでにも分からないや・・・。」

「そりゃ、そうだよね・・・。」

[死]

これほど分からないものは、この世に無いとさえ思える。

「コギーもギンだって、あたし達が忘れない限り、いつだって存在しつづけてると思うよ。

あたし達が生きている今なんて、どんどん過去になって行くんだから。」

「そうだね・・・振り返れば、いつでもそこにいるんだもんね。」

少し、涙腺がうるんだが、なんとか我慢できた。

もう、彼女達は泣かなかった。

大切な人は、いつだって後ろから応援してくれているから。

「じゃ、この後またあのチョコパ食べに行こっか!」

「ええ!?またあそこ行くの!?」

笑い声が響く集合墓地。

ようやく訪れたかにみえた平和だが、まだ問題は山積していた。

「これは、例の[監視者]と繋がりますね・・・。」

ガーディアンズの総裁室、ハルルはちょちょから渡された資料に目を通していた。

「ええ、例の放棄されたAフォトン発電施設です。」

「施設の完全爆破に向かった一小隊が・・・全員行方不明・・・。」

ハルルの眉間にしわがよる。

「最早、あの場所は関係ないと思ってましたが。」

「私も、同意見です。」

資料から目を上げ、凛とした表情をする。

「・・・分かりました、これはまた、彼等に集まってもらうことになりますね。」

そう言ってハルルは、近くの通信機、ビジフォンを起動させた。

周りは、暗闇。

自分の意思は、宙に浮いていた。

ギンは目を開けた。

「あれ・・?」

なんだ・・・ここ?

立ち上がる。

いや、まるで無重力の中にいるように、立っている感覚がしなかった。

何かを思いだそうとするが、思いだせない。

何を思い出していいのかも、分からない。

「・・・。」

両手を見て、自分を確かめる。

何故だ?何故何も思いだせない?

「・・・やっと、お目覚めかい?」

まるで耳に直接吹き込まれるように、見知らぬ声が聞こえた。

「誰だ!?」

周りを見渡すが、誰もいない。

「今の君じゃ、わたしは見えないよ。」

声は、まるでギンを嘲っているようだった。

「君は私の事を誰だと言ったが・・・その質問、そのままそっくり返そう。」

「え?俺の名前?」

「そうだ、覚えているか?本当の名前を?」

「当たり前だろ!俺は・・・。」

・・・・・・・・・言葉が、見つからない。

「・・・あれ?俺は・・・?」

自分の中に、焦りと不安が雪崩のように押し寄せる。

「随分長い事ねむってたからね。無理もない。」

声は、今度は哀れむように言った。

「あ、あんたは知ってるのか?」

ギンが見えもしない相手に叫ぶ。

「知っているが、私の口からは全ては説明できない。」

「・・・どういうことだ?」

「それは・・・。」

声が止まると、ギンの前に小さな穴が空いた。

まるで、時空が歪んでいるかのようだ。

「自分で確かめるといい。」

ギンは、穴をじっと見つめる。

「ここに入れば、全て分かるのか?」

ギンが一歩を踏み出すと・・・

「そうだが、気をつけろ、[全て]だからな・・・。」

「え?」

踏み出した足が、止まる。

「蘇る記憶により、君は悩み、苦しむだろう。それはもう、計りしれないほどにな。」

「蘇るのに、苦しむのか?」

「それもまた、行けば分かる。」

少しの間、その場に立ち尽くす。

「別に、無理に真実を知る必要はない。

真実など、知らない方が良いことばっかりだからな。」

声はあきらめを促すように、

踏み出すのを促していた。

「・・・俺は、行く。」

ギンが、再びその足を踏み出した。

「何も知らないでこんなとこで保うけているのが、何よりも苦痛だからな。」

そい言って、不適に笑って見せる。

「・・・いい答えだ、ギン。」

声の主は、微笑したかに聞こえた。

ギンが穴に触れると、たちまちその中へ吸い込まれて行った。

暗転する視界。

そこら中に重力がかかっている様に、体が軋む。

視界が開けると、そこはガーディアンズコロニーだった。

だが勿論、ギンには分からない。

「ここは?」

たくさんの行き交うコロニー内。

彼は、噴水の広場の中央でただ呆然としていた。

「なんだか、懐かしいな。」

記憶にはないが、心は確かに懐かしいと感じている。

何故だかは・・・勿論分からない。

前から、何やら騒がしい人が来た。

「アウクさ〜ん!早く行かないと売り切れちゃいますよ!」

「ちょっとユイ!あれって売り切れる程人気なの!?」

「ええ!美味しいじゃん!」

二人は笑いながらこちらに走って来てた。

「あれ・・・。」

この二人にも、先程と同じ懐かしさが感じられる。

しかし、記憶には無い。

いや、自分が思い出せないだけか?

ふいに頭が痛くなり、視界が歪んだ。

「 !! ぐっ・・・。」

思わず、頭を抱えた。

二人が、ギンにぶつかりそうな勢いで突っ込んでくる。

「あ・・・、あの!」

話かけようとして、右手をあげた時・・・

二人の体は、ギンの体をスルリとすり抜けた。

ユイの体が、すり抜け、続いてアウクソーも。

二人が通りすぎり瞬間、先とは比べ物にならないほどの頭痛がギンを襲った。

「う、うわぁーーーーーー!!」

脳裏に、様々な出来事が蘇る。

―お前は・・・あの時の―

    ―なんで!?なんで姉ちゃんが!?―

 

  ―生きていれば、いつか会える―

          

           ―過去は変えられないけど、未来なら変えられるはずです―

―行きましょう、彼女のためにも―

            ―俺が、守る―

・・・・・・・・気付くと、先ほどの場所で倒れていた。

自分の体を上を、たくさんの人が通り過ぎる。

踏まれても、痛みはない。

頭は痛かったが、それは記憶は蘇っている事のせいだ。

そして、知ってしまった。

「俺は・・・死んだ?」

最後に、炎に包まれている自分がいた。

「・・・思い出したようだな。」

あの声が聞こえる。

「なんで俺はここにいる?死んだんじゃないのか?」

自分の存在に、疑いを持つなんて・・・。

彼は、ただただ困惑する。

「確かに君は死んだ。しかし君の強い意思が、君を意思だけの存在にした。」

「意思だけの・・・存在?それは存在なのか?」

「君は、死ぬ事によって無に帰すこともなく、現に残る事も無かった。

その狭間に、取り残されたのさ。」

「取り残された?意思が?」

「肉体が朽果てると、その意思は普通は無に帰すものだ。

しかし、その意思の強さにより、稀に意思だけが独り歩きしてしまうのだ。」

「じゃ、じゃあ俺は・・・。」

言い終わらないうちに、声が聞こえる。

「半分死に、半分生きてるっと言った感じか。」

ギンは頭で必死で考えるが、うまく理解できない・・・。

「もう、死ぬことも生きることも出来ないのか?」

悲しい面持ちで、呟く。

「死にたければ、己の意思を押さえ込み、[狭間の門]へ行けばいい・・・。」

「・・・生きるには?」

その場が凍りついた。

自分の存在は、もうそこにはないかのようだった。

「お前は、一度死んだ身でありながら、生を望むのか?」

「 ! それは・・・。」

「自然界のルールに反するというのに、望むのか?」

確かに、それはあっちゃいけない事だと、

彼は頭で理解していた。

「俺は・・・できるなら、もう一度生きたい。

まだ、消える訳にはいかないんだ。」

強い意志を込めて、言い放った。

「・・・君らしい答えだ。

では、目を閉じたまえ。」

ギンは言う通りにする。

そして、意識が遠のいていく。

まるで、夢の中に入って行くようだった・・・。

      

                 =NEXT=
  

   大いなる 螺旋と咆哮 の中で僕は舞う(After side Ⅰ 蘇生 

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ギンジローの何でも講習

あ、こんにちは!(´・∀・)

今日の更新はやっぱりギンジローがお送りしまっす!\(^O^)/

えー今日はPSUで日々色々困ってる人達に、このゴッド・ギンジローが救いの手をさしのべとやr・・・・

コギーしゃん「うん、いらないね^^」

ちょw即答ー( ̄□ ̄;)!!w

えーではまず一人目の方どうぞ!(ノ>∀<)ノ

キセアン「昨日やったチコタイト代払え^^^^^^^^」

んな!w

これって本当にお悩みなのか!(´Д`;)

ただの請求じゃねーかぁー!!!!!w

えと、解決方は・・・

キセアン「アフロだね^^」

では、次の質問にいきm(^^)=〇)3`;)

あああw今度払います!w

では次の方! ̄∀ ̄)ノ

フロンしゃん「90万返せ^^^^」

まて!w

さっきから借金の取り立てばっかりじゃねーかー!w(¥△¥;)

えと…これは…

アイテムを押し売りされましていつのまにかこんなにw(´Д`;)

でもこれでも当初より減ったのです!w

あああ、誰かまともな質問を!w

イ~さん「PSUができないぜ!www

ファイアウォールとか

プロバイダーとか

アップデートとかアップルティーとか

ポート番号とかポスカムとかPC管理番号とか

にーなん管理シタイ番号(´Д`;)ハァハァアとか分かりませぇぇぇん!w」

電気屋に逝って下さーい!w

ィーさん「アザーーーーーーーーブ!www」

まて!w西麻布になってる( ̄□ ̄;)!!

ィさん「ピンクのキャンベリ乗り回して夜の帝王になるんだー(´Д゜;)ハァハァ!!」

あなた住んでるとこ北海道でしょ^^^^^^

ィ「ヒギャァァァァァァァァwwァァァン(´∀゜*)」

コギーしゃん「最近SUVがでないんです(´・ω・)」

それは・・・いつも打ちすぎだからです!w

マッタク、変態が多いからこうなるんだ(`・ω・´)

あ、やめて!w

石投げないでー!ww(´Д`;)

コギーしゃん「じゃ、SUVにしてあげる!^^^^^^」

え!w出ないんじゃ・・・・

コギ「発射ー!!!!!!!!発射発射発射発射!!!!!」

(゜Д`;)うきゃぁぁぁぁぁぁ!!w撃ってるじゃん!w

コギーしゃん「ありがとう~^^無事撃てたよ!じゃあね〜♪」

ぐ・・・・コギーさんのSUVで死ぬならほんもu・・・

ジロリン「ギーーン!w  死ぬな!  死ねぇーー!!!w」

殺す気マンマンじゃぁぁぁん!!!!w

ジロリン「うっふぇwうっふぇうっふぇww」

タッ○か^^^^^^^^^^

ユイさん「ギンちゃn、質問がぁ~・・・。」

ぁぁ!wやっとまともな人が着てくれた!w

ユイさん「なんでぇ、そぉんなに変なんですかぁ~?」

変ですいませーーーーーーーーーーーん!!!!!!w^^^^^^^^^^

ええ、こんな奴ですが

これからもよろしくおねがいします^^^^^^^^^^

にーなさん「全財産くれたらいいよ^^」

なんでみんな笑顔で言うんだーーーーーー!w(´Д`;)

ツンツアさん「S基板をください(`・ω・´)」

ぁぁwもうそれはw

ぼくがほしいです!!!!!w(^^^^^^^^^^^^^-^^^^^^^^^^^^^^^^^)

アセさん「3回回って 藻 って言え!」

ちょw「ワン」じゃないんだ!!!!!w

藻ってあの方じゃん!(^-^-^-^-^-^-^-^

ウソルスさん「言わないとにーなんに言いつけるよ!!!」

フロンさn「ハルルさんに言いつけるよ!!!!!」

ジロリン「イースに言いつけるよ!!!!」

最後の人は別にOKだね(^^^^^^^^^^^^^^^

ジロリン「おまwwぇふぇふぇふぇふぇふぇww」

ぇふぇ(エフェ)さーーーーーん!w

えーとグダグダなってしまいましたが

今度リレー小説の番外編書こうと思ったんですけど・・・

ぼく死んでますね^^^^^^^^^^^^^^^^^

キセアン「ですね^^」

こうなったら!!!!!w

次回「大いなるリンパ線と 芳香の中で僕は舞う^^」

あ、

「大いなる螺旋と咆哮の中で僕は舞う」

After side Ⅰ 「無」 

お楽しみに^^

では、ありがとうございました!!!!(・∀・)ノシ

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あとがきと色々

イルミナスが盛り上がってるけどPS2の僕は関係ないね!☆⌒d(ゝ∀・)

リレー小説きました!

Act8.5(にーなさんのブログ)と、Act10(イーさんのブログ、中身はジロリン)です!

リレー小説専用リンクも随分増えました(^-^

あ、前回はアンケートにご協力誠にありがとうございました<(__)>

結果としては・・・

所詮リアルラックでしょ(´_ゝ`)フヒヒ

が1番多いように思われますw

では今回もまいどギンジローでお送りします!(´∀`)

えー久しぶりの更新で小説だから・・・

どーせまた長ったらしんだろ(´A`)ヤッテランネー

と、思いがちですが、今回はいつもの半分程度です!

決して手抜きじゃないからね♪

いや、リアルが想像以上に忙しくて・・・。

GWに復帰しても、その後また休止するかもです(´Д`;)

んまー復帰したらたぶんウキウキしてると思うんで、

誰かこの哀れなゲス豚めを拾ってやってくださいなw(´∀`)

S2ミソンもさることながら、

遺跡では☆12長杖の基板がでるとのことでもうそこに決定っすね!(・∀・)

あ、でもドラS2でラグナスやカティパワーもほしい・・・。

いやいや、珍獣でスウィートデスか・・・。

いや!クレアダブルスもすてがたい!w

まー夢見るだけならいくらでもできますなw(。・▽・)

どうせ1週間終るころにはため息をついているんだ!ヽ(`Д´)ノ

あ、それとこのブログもあと少しで1万ヒットに到達するらしく・・・

本当、みんな様には感謝の気持でいっぱいですm(__)m

ありがとう、そしてこれからもよろしくお願いしやす!ヽ(゜▽゜)ノ

そんな訳で、

1万ヒット御礼、

イベントを今度やろうかなーっと思ってます(*´∀`)

内容は色々と考えております(´▽`)

しかし、賞品は復帰してから作る予定なので時間がかかります(つД⊂)

みんなが楽しめるイベントをしたいなーっと思っております(^-^

では、またサボリ状態にはいr(* ̄∀ ̄)=○)3`;)がんばります!w

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「巡りあう者たち」~screenⅩⅢ・決意~

〜惑星モトゥブ・荒地〜

緑は無く、広がるは広大な荒れ果てた茶色の大地。

その過酷な環境の中でもまれてきた原生生物は、他惑星より格段に屈強と言われる。

ごつごつした大地を駆け抜ける二人の影。

「そこ!相手の死角にうまく立つのよ!」

赤髪の白いキャストがユイに激を飛ばす。

「は、はい!」

ユイは目の前から襲ってくる二匹の狼に似た野生の狂獣の上を跳び越えた。

相手を見失った狼は戸惑っている。

「敵の生命エネルギーを突く!」

「はい!」

ユイの手に雷が走り、その手を狼の尻尾のつけねに向かって振った。

すると、狼の尻尾は切り落とされ、そのまま低く唸りながら大地に伏せた。

「ボォルフの生命エネルギー・・・弱点は尻尾・・・。」

ユイの手には、時折電撃が走る、両端に鋭い刃がついた矛が握られていた。

「中々の成長ぶりだね、ユイ。」

赤髪のキャストが笑いかける。

「ありがとうございます!いや、アウクさんのおかげです。

始めはもうてんでダメだったし・・・。」

息を切らしながら、ユイも笑う。

「いや、もとから筋は結構よかったよ。」

「そ、そうですか!?」

ユイが赤面する。

「さぁて、特訓の総仕上げとして…。」

アウクの手が青紫の閃光に煌めくと、両手にレールの長い機関銃が握られていた。

銃口はそれぞれ6口はある。

「実弾回避・・・それか弾いてみな!」

「え!?アウクさん!?」

ユイが戸惑っている間に、アウクソーは跳躍して、逆立の状態のまま銃を乱射した。

「うわぁぁっっ!!」

たまらず横に転がって回避する。

「ほらっ!よけてるだけじゃ終らないよ!」

アウクソー追撃がくる。

ユイは矛の柄の中心を持ち、そのまま回転を与えた。

すると、矛は自ら意思を持ったように高速で回り始めた。

アウクソーの放った弾丸の嵐は、回転する矛から発生する電磁シールドによって弾かれた。

「ひゅぅ。」

「いけぇっ!」

ユイは回転する矛をそのままアウクソーに向かって放った。

アウクソーは打ち落とせないと判断し、体を沈ませて避けた。

矛の刃がアウクソーの赤い髪をかすり、辺りに血のような紅い線が散る。

「へぇ、やるじゃない。」

矛はブーメランの様に戻ってくる。

辺りに砂塵をまきあげながら、どんどんスピードを上げる。

アウクソーは銃のグリップに仕込んだナイフをだした。

「避けるのが得策だけど・・・

それじゃカッコがつかないもんね!!」

刃をクロスに構えて、矛を受け止める。

回転する刃がぶつかり、激しく火花をまきちらす。

「それは、ただのブーメランじゃないですよ・・・。」

ユイが言い終わらないうちに、矛に電撃が走った。

「っつ!」

アウクソーは体にはしったわずかな電撃を敏感に察知して、

かろうじて避けた。

矛は電撃を帯びたままユイのに手に戻ってくる。

それを掴んだ彼女の手には、黒い手袋がはめられていた。

「なるほど、ゴムか。」

アウクソーが姿勢を低く構える。

「負けませんよ・・・。」

ユイも左手を前にかざし、右手で後ろに矛を構える。

すると、どこからか大きな爆音が響いた。

「な!なんだ!?」

「きゃぁ!!」

大地が揺れ、二人は立っていられなくなった。

「砂漠の方からか!?」

アウクソーが爆音の響いた方向に目をやる。

「アウクさん?」

ユイは何も分からず、困惑してる。

「・・・・・。

ごめん、ちょっとみんなのとこ行ってくる。」

そう言うと、アウクソーは足の裏のターボをだして風のごとく一瞬で消え去った。

「あ、あれ?」

ユイは呆気にとられて何もいえなかった。

~惑星モトゥブ・ニシクグ砂漠・封印装置~

「だめか・・・。」

目の前に立ちふさがる、高さ10Mを越える扉をまえにして、イースレイは呟いた。

封印装置のなかは、螺旋階段が延々と続いてるだけのように見えるが、

その頂上にはこの大きな扉が存在する。

「僕の魔法でも、この扉はやぶれないとすると・・・。

やはり、鍵を集めないといけない訳か。」

少しため息をつくと、のぼってきた螺旋階段の中心に飛び降り、

一気に地上に降り立った。

着地は、まったく音がしなかった。

「・・・ん?」

イースレイが外を見ると、クロと見知らぬ男達が何かを話していた。

「おいボウズ、ここは俺達のシマなんだ・・。

気安く荒らされちゃ困るんだよね~。」

長身の、金髪の男が挑発的に喋っている。

「おいコロ、このボウズはただの迷子ちゃんじゃないの?」

「だなベル!ぎゃはははは!!

まったく、さっさとお家にかえりな。」

ベルと呼ばれた黒髪の男は、いかにも盗賊のような格好をしている。

なるほど、こいつら砂漠の盗賊か。

イースレイは相手の危険さを察知したが、そのまま状況を見ていた。

「なめるな!」

クロは小ぶりの剣をだして、コロを睨みつけた。

「おーこわいこわい!

コロちゃん、どうしましょう?」

ベルがふざけた口調で言う。

「ぎゃははは!

そうだな、おいたを働くガキは粛正しないとな。」

コロは刃がボロボロの長い剣をだした。

「どいつもこいつも・・・バカにしやがって・・・。」

クロは怒りのたけをぶつけるように、突進した。

振り下ろした刃は、呆気なくかわされた。

「その程度の腕で、ケンカ買ったのかよ・・・。」

コロの表情が急にひきしまると、クロの剣に向かって一閃した。

元々ひびがはいってたクロの剣は、造作もなく砕けた。

「な!」

あたりに破片が飛び散り、その中にコロは飛び込み、膝蹴りをした。

「ぐっ!」

腹のど真ん中にくらったクロは、倒れたまま起き上がれなくなった。

「ちくしょう・・・。」

悔しさと、痛みで、涙がこぼれる。

砂漠におちる一滴の涙は、あっという間に蒸発した。

彼の戦意も、同じくして。

「ったく、ただの生意気なガキだったのか・・・。」

コロがクロに歩み寄る。

そして、剣を高々と振り上げた。

「最後にひとつ教えてやる。

おれらはこのニシクグ砂漠の最凶の盗賊、「疾風」だ!」

クロは、うなだれたまま何も言わない。

「よ・ろ・し・く。」

「まてっ!」

振り上げたコロの刃に、手裏剣があたり、弾かれる。

「誰だっ・・・・っておま!!」

後ろから黄緑の髪をした女性が歩いてきてた。

「キセア!てっめぇまた俺の邪魔しやがって!」

コロが剣を拾いながら叫んだ。

「お前こそ、この地で殺生をするなと何度言ったら分かるんだ・・・。」

キセアが手裏剣を構える。

「・・・っち。わーたよ、やめりゃいーんだろ、やめりゃー!」

コロはブスっとした表情でキセアの横を通り過ぎる。

「おい待てよコロ!どこ行くんだよ!!」

その後をベルが慌てて追う。

「・・・おい、おまえ。」

キセアがクロを見る。

「二度とここに来るな。」

そう冷たく言い放つと、彼女も踵をかえしていった。

盗賊は去り、辺りに静けさが戻る。

クロは、座り込んだままうなだれてた。

そこに、イースレイが歩み寄る。

「力がないというのは、かわいそうなことだ・・・。」

クロは、何もこたえない。

「・・・強くなりたいか?」

その問いに、彼は頷く。

「自分の口で言いたまえ。」

少しの間の後、頑なに閉じていたクロの口が開く。

「強くなりたい・・・。

今の弱い自分が、許せない。

SEEDでも、何でも、強くなれるなら・・・。」

そう言って、彼は立ち上がった。

彼の脳裏に、はぐれた友達の顔がよぎる。

そして、今まで何もできなかった自分も・・・。

「・・・自分だけじゃなくて、大切なものを守れる力がほしい!」

真っ直ぐ見つめられたイースレイは、

その目力に一瞬圧倒された。

そこに、確かに彼の決意はあった。

「いいだろう。

僕は、イースレイ。」

イースレイはクロに静かに手を差し伸べた。

「そして、ようこそ、Eleven hert へ・・・。」

          =NEXT=

 「巡りあう者たち」~screenⅩⅣ・争奪戦~

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ちょっとアンケート

先日はお見苦しいところを見せてすいませんでした<(__;)>

ぁぁ、もう謝ってばっかりです(つД`)

とりあえず明るいニュース!

リレー小説第8話が早くも完成した模様です!

~長月のいつかどこかで~

えーと、てぃらさんおつかれさまです!

これでいよいよあと2話になりました(*´∀`)

にーなさん、ジロリン、お二方がんばってください(^-^

話が完結したら、僕もサイドストーリー書く予定です(・∀・

っと言ってもぼくはもうAct7で死んでるんですよね♪(つ∀`)

オルジナルの方はだんだんまためられてきたので、

20話らへんで終われそうです(´∀`)

にしても、PSUは最近にぎやかですねー(⌒○⌒)

イルミナストライアル、新服実装、S2ミッション追加・・・。

でも僕が待ってたのはやっぱり 全種族1週間超精運 です!(ゝ∀・)b

丁度4月の最後からと、復帰予定と重なってるので、楽しみです(´∀`*)

でも、

何するかまったく決めてないんだよね♪予定はありますとも!(・∀・;)

タブン・・・

・・・・ぁ、やっぱりタブン・・・・・・

そんな訳で、少しアンケートです(´∀`)

PSU・Wikiにもありましたが、

=1週間、超精雲で何をするか?=

強化三昧!!!

ドゴォォン三昧!!

強化失敗三昧!!

など、みんなが何をするかな~?って気になったので、

みなさんどうか教えてくださいヽ(´∀`*)ノ

あ、もちろん僕は何も決めてないよ♪ラッピー探しです(・∀・;)

・・・・・・・あれ?

・・・・・・・・アレ?

・・・・・・・アレン?

ラッピー終ってる!!!!!(;□;)←バカ

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「巡りあう者たち」~screenⅩⅡ・解放~

              =惑星モトゥブ・地底湖洞窟=

過酷な環境が有名なモトゥブ。

ここはかつて昔、海賊達が警察の目から逃れるために使われた逃げ道である。

しかし、1年前の事件で今ではもう誰も通らない。

「相変わらず、薄気味悪い所ね。」

ニーナがジャケットのポケットに手を突っ込んで歩いている。

この洞窟は少し冷える。

そこらそこらにつららも見える。

「エフェ、なんかどっかいっちゃったね。」

コギーはキャストだからか、寒くはないようだ。

「なにやら何か感じたらしいね。

あの子、そういうのは敏感だから。」

「うーん・・・、イースは結局、スイに会えたのかな?」

「さぁ?スイもジローどっか行っちゃったし・・・

組織の結束はどこにいっちゃんだろうね。」

ニーナが悲しそうに呟く。

「うん・・・・。

でも、今考えてもしょうがないよ。

今に集中しよう。」

コギーがポケットから写真をだした。

そこには、コギーともう一人、赤い髪の女性が写ってた。

それぞれ手に何かのIDを持っており。

お互い寄り添って、明るく笑っている。

そうだ、悩んでるヒマなんてない。

そう、自分に言い聞かせる。

「ねぇ、ニーナ・・・。」

「しっ!!」

ニーナがコギーを制止する。

「な、なに?どうしたの?」

小声で尋ねる。

「誰かいる。」

「また同盟軍!?」

「おそらくね。

この金属の匂い・・・・キャストばっかりだし。」

ニーナが鼻をひくひくさせている。

「さっすが、すごい嗅覚ね。」

「どうする?突っ込む?」

ニーナがV字の小剣を取り出す。

「こら!すぐそうやって力任せにやろうとするんだから。」

コギーが苦笑いする。

「だって・・・めんどくさいじゃん・・・。

コソコソするの、好きじゃないし。」

ニーナがツンとする。

「うん、分かってるよ。

それよりも、考えて、あいつらがいるってことは・・・。」

「・・・鍵はまだ見つかってない。

そして、まだ探している。」

「うん、それはそのままここにある確率が高いことでもあるわね。」

コギーが薄ら笑みを浮かべる。

「冷静ね。で、どうする?」

「う~ん・・・・それなんだけど・・・・。」

すると、またニーナが鼻をひくひくさせた。

「あ・・・なんか多くの匂いが・・・1点に集まってるわ。」

「集中してるの?どこに?」

「ええ・・・かなりの数のキャスト・・・。

軽く100はいるわ。

場所は、さすがに分からない。」

「うはぁ・・・こりゃまた大盛況ね・・・。

にしても、急にそんなに集まってことは、もしかして。」

「みつかった、のかもね。」

2人はお互いの目を見るや否や、走り出した。

「急ごう!!」

            =惑星モトゥブ・西クグ砂漠・封印装置=

それは、砂塵の中にそびえる、天までとどく大きな塔。

天辺は、六厘の花弁のようなものがある。

1年前、これが起動したときは、

花弁同士が光で繋がり、大きな輝きを放ったという。

その塔に、一人のフードをかぶった男が近づいていた。

傍らに、クロをつれて。

「これが、その封印装置か。」

クロが目の前にそびえる塔を見上げる。

その高には誰もが圧倒されるだろう。

「そう、1年前ガーディアンズが起動してしまったんだ。」

隣のフードの男が答える。

「してしまった・・・?」

クロがその言い方に疑問を感じた。

「今では、封印装置そのものが、封印されてしまった。」

男は問いには答えず、話し続ける。

「封印をするものが、逆に封印されただって?」

「ああ、9つの鍵の力によってな。」

男が手に持つ紫色の不気味な小さな円盤を取り出した。

「・・・・それは?」

「これが、鍵だ。

しかし、これは他のとは少々違う。

特別な力を持っている。」

男は鍵を握り締める。

それに呼応するように、鍵が光る。

「それは・・・一体?」

「SEEDを操る力だ。」

「SEED!?SEEDって言っても・・・。

そんなもん、今の世の中じゃいないじゃないか。」

クロはSEEDを操るという言葉に、驚きを隠せないようだ。

「ならば、生み出せばいい。

いや、変えればいい。」

「・・・なんだって?」

「その発想が僕を変えた。

今のぼくは、自分の魔力と鍵の力で、

普通の生物のSEED化および、その隷属をできるようになった。」

「そんな・・・そんなことが・・・?」

クロは目の前にいる男に恐怖を覚えた。

SEEDを操る・・・。

この男、正気か!?

「そしてその力が欲しいと思う、強い意思あれば、

僕の力の一部を分け与える事も可能になった。」

男がクロをまっすぐ見つめる。

「君は、お友達をさがしているんだったね。」

「あ、ああ。」

少し、怯む。

「今の自分の力で、このグラールの旅を乗り越え、

お友達と再会できると思うかい?」

「それは・・・。

会えるとは信じている!

だけど、俺一人でこの広大な世界を旅するとなると・・・

自信が、ない。」

「そうだろう、君はまだ若くて未熟だ。

しかし、才能はある。」

男は数歩歩き、立ち止まる。

「君にも、力を与えてあげようか?」

「な!! SEEDなんて、そんなの操りたいなんて思う訳ないだろ!!」

男の背中に向かって怒鳴る。

「SEEDをあやつるのだけが力だとは言ってないよ。」

「え?」

「自らをSEED化させて、身体能力を飛躍的に上げることもできる。」

「自分が・・・SEEDになるだと!?」

「まぁ、なれないうちは半SEED・・・・。

いや、4分の1かな?

それでも、通常を遥かに越える身体能力が手に入る。」

「・・・・そんなこと、誰が望むかよ。」

「選ぶのは君だ。

しかし、このままでは自分はどうなるか・・・。

それをしっかり考えたまえ。」

それだけ言い、男は塔の中へ入っていった。

「待て!!

・・・・・っく!」

その場で立ち尽くすクロ。

今のままでは駄目だと言う事は、

彼が1番分かっていた。

           =惑星パルム・レリクス=

レリクスは、静寂の極みにたっしていた。

自分たちの足音だけが、あたり一面に響く。

「ど、どうする?

逃げてるうちに、はいちゃったけど・・・。」

ニャンコが不安そうに言う。

「ここって危ない所なの?」

ギンは戸惑ってる。

「ここは、よく多くのガーディアンズや、研究者が調査に来るけど・・・

無事に帰ってこれる者は、ごくわずかだと言われてるわ。」

チョチョも不安そうだ。

「かと言っても、外にはあの化け物がいるから・・・どっちにしろ危ないだよな。」

「しばらく、ここでじっとしてる?」

「そうだね、わざわざ危険に自分から突っ込むことはない。」

ニャンコが歩みを止め、その場に座る。

チョチョもギンもそれに続く。

「ねぇ、なんでさっきの豚はいきなりあんな化け物に変わったのかな?」

チョチョがせきを切る。

「なにか・・・ヘドロみたいなものが直撃してたよな・・。」

「うんうん、あの見るからにやばそうな色してるやつだ!!」

3人ともうなずく。

「じゃあ、それが原因だとしたら・・・。

あれは一体?」

「SEEDさ。」

3人が顔を上げると、そこにジローが立っていた。

「あ、あなたは!?

それにSEEDって・・・どういうこと!?」

驚くチョチョ。

「悪いが、詳しく話してるヒマはねぇんだ・・・。

おい、おれを覚えてるか?」

ジローがギンを見る。

「え?知り合い?」

「・・・・ジロー。」

ギンがジローを睨みつけたまま答える。

「おいおい、そんなこえぇ面すんなって。」

「なんでお前が?」

「そりゃぁ、お互い聞きたいだろうけどよ、

とにかく今は、お前の鍵が必要だ。」

ジローがギンの懐を指差す。

「鍵って・・・お前ももってたんじゃ?」

ギンは故郷でであったジローについて、鮮明に覚えていた。

「訳あって今はもってねーのよ。

とにかく、それ貸してくれねえか。」

ジローがギンに向かって手を伸ばす。

「誰がお前なんかに!」

ギンが身構える。

「おーおー嫌われちまったもんだ。

頼むよ、な?今回はおれ人助けなのよ。」

ジローは相変わらず軽い対応を見せる。

「人助け・・・誰を?」

「オルガ。」

ジローがそう言うと、ギンの頭の中で何かがはじけた。

思わず、頭を抱える。

「・・・オルガ?」

「やっぱり覚えてねーか。」

何か、懐かしい響きだけど・・・記憶には無い。

でも、心ではなつかしいと感じている。

「なるほど、だからお前はあんなド田舎でふらふらしてたのか。」

ジローの言葉が、理解できない。

田舎?シコン諸島のことか?それとも・・・。

「まぁ、どうしても嫌っつーなら・・・。」

ジローが全長5メートルはあろう巨大な剣を2本だした。

「力ずくでいただくぜ。」

「・・・・待て。」

ギンが顔を上げる。

「会わせてくれ。」

「・・・会っても驚くなよ。」

そう言うと、ジローはギンの前に立ち、

足元に転送装置を起動させ、共に消えて行った。

「・・・なんだか訳分かりませんでしたね。」

取り残されたチョチョが呟く。

「オルガ・・・オルガ・・・。」

ニャンコは何か考え込んでいる。

「ニャンコさん?どうしたんですか?」

チョチョがニャンコの顔を覗き込む。

「いや・・・いつかの記事で、そんな名前を見たことあるなーって・・・。」

「本当ですか!?」

「うん、事務所にかえれば分かると思う。」

ニャンコが自信ありげに言う。

「じゃ、早くもどりましょう!」

チョチョが入ってきた入り口に向かって歩き出した。

「え?ほっといていいの?」

「うん、なんか私達関係ないみたいですし。」

チョチョはあっけらかんとしている。

「まーそうだけど・・・。

そうだね、行こうか。

・・・あの化け物がいませんように。」

ニャンコも祈りながら歩き出した。

「このロックした扉の先だ。」

ジローが目の前の扉を指す。

「え?なんで直接出なかったんだよ?」

ギンが疑問に感じる。

「・・・見れば分かる。」

そう言って、扉のロックをはずした。

そこは大部屋だった。

真ん中に、人らしき人が倒れている。

人らしき人・・・。

変な表現だが、それがぴったりだった。

背中には片翼。

手は指のある場所に、鎌がついている。

しかし、あとは人間そのものだ。

「まだ暴れちゃいねーか!

よかった、今の内に・・。」

ジローが近づく。

「よし、お前鍵を出せ。」

命令されるのに少し嫌気がさしたが、

ギンはだまってジローに渡した。

「よし、いくぞ・・・。」

ジローがオルガに鍵を向けた時、

オルガが急に跳ね起きた。

「うわっ!」

不意を突かれたジローは後ろに倒れた。

オルガの体は見る見る内に変化していった。

目は巨大になり、無気味に黄色に輝いている。

手は指の変わりに巨大な鎌がたくさんついている。

そして、背中には片翼。

顔は、仮面をつけたようになっていた。

「おい・・・これは?」

ギンは思わず言う。

「これが、完SEED化、フル・ヘルブラストだ。」

ジローが膝立ちで答える。

両手には先ほどの大剣がしっかり握り締められている。

「以前、似たようなものを見たけど・・・あんなに化け物みじてなかったぜ。」

「それは、半・・・。」

ジローが言い終わらない内に、オルガの鋭い鎌がジローを襲った。

剣をクロスさせて受け止めるが、押されている。

「ぐっ!!・・・・なんて馬鹿力だ!!」

たまらず後ろに引く。

鎌が地面にあたり、地面がひび割れる。

「おい!お前あいつをひきつけろ!

おれが後ろから鍵で解放する!!」

ジローが後ろにまわりはじめた。

「なに!偉そうに・・・」

今度はギンに鎌が振り下ろされる。

たまらず横に逃げた。

「くそ!鍵がないんじゃ戦えない・・・。」

オルガから逃げるギンは、そのままオルガをひきつけていた。

「よし、いまだ!」

ジローがオルガの後ろから、突進する。

だが、オルガ急に飛翔した。

「な!どこだ!」

慌てるジロー。

「後ろ!!危ない!!」

ギンの叫ぶまえに、オルガはジローの後ろについていた。

そのまま、鎌を腹に向かって突きつける。

「・・・・ちっ。」

ジローは振り向いて、諦めたのか、そのまま斬撃を受け止めた。

「ジロー!」

腹を貫くオルガの刃。

しかし、ジローは倒れなかった。

彼は、微笑した。

「・・・つかまえたぜ。」

オルガの鎌の手の付け根をがっしりと掴んだ。

そしてそのまま、鍵をオルガの額に押し当てた。

「ショック!(解放)」

鍵から光の衝撃がでた。

まるで、弾丸に打ち抜かれてように、そのままオルガは仰向けに倒れた。

青白い灰が、彼女を包む。

やがて、元の姿に戻っていった。

刃が腹から抜けたジローも、その場で倒れた。

おびただしい出血をしている。

「おい、ジロー!」

ギンが駆け寄ると、彼の周りはすでに血の池だった。

「はは・・・ヘマしちゃったぜ。」

無理に笑うが、力がない。

「あ、これ助かったぜ。ありがとよ。」

ジローは鍵をギンに手渡す。

「・・・お前ら、一体なんなんだ?」

「へっ・・。

もうおれは1匹狼だけどな・・・。

はぁ・・・でも、話す体力がもうねぇや。」

見る見る内に血の気が無くなって行くジロー。

ギンは、自分がなにをすればいいかわからず戸惑った。

すると、緑の光がジローを包んだ。

「これは?」

「回復呪文・・・?

誰だ!?」

ジローの怪我があっという間に癒えていく。

「まったく、組織を抜けても相変わらずドジな男ね。」

小柄な女性が、オルガの傍に立っていた。

「エフェ!?」

「今の回復は、こいつが世話になった礼よ。」

エフェが傍で倒れているオルガを指差す。

「エフェ!おれは・・・。」

「喋るな、裏切りも者め!」

エフェが冷徹に言い放つ。

「おれは、裏切ったつもりじゃ・・・。」

「じゃあなんだ?

言い訳など、聞きたくないが。」

エフェがジローを睨みつける。

外見はかわいらしい少女だが、

その眼光は鋭い。

エフェを手に持つ杖を軽くふり、オルガを宙に浮かせた。

「2度と、我等の前にそのいまわしい姿をさらすな。」

もう一度杖振り、そのまま消えて行った。

「・・・・エフェ。」

ジローはその場で俯く。

ギンは、かける言葉が見付からなかった。

「お前には、借りができちまったな・・。」

ジローは脱力したように座り込む。

「いいよ、気にしなくても。」

ギンも座り込む。

「SEED化について、聞きたがってたよな?

話してやるよ。」

「・・・できれば、お前等のことも知りたい。」

「分かった、1度しかいわねえからな。」

そういったジローの目は、

少し、潤んでいた。

                    =NEXT=

            「巡りあう者たち」~screenⅩⅢ・決意~

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After screen

できた~!

あ、どうも!

ギンジローです(・∀・)

今回はみなさんが忘れていたであろう、謎の天体。

そしてEh(Eleven hert)の秘密について少し語りました!

まぁ、こっからさらに絡み合っていく予定なので・・・

のんびり書いていきます(´・∀・)

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「巡りあう者たち」~screenⅩⅠ・影~

~惑星ニューデイズ・ガーディアンズ支部~

支部内に入った1本の電話。

にわかに支部内騒がしくなる。

「ルン!?ルンなのか!?」

支部長、パレスティンが通信機の前で声を張り上げる。

「すいません、連絡がとれなくて・・。」

ルンの声には張りがない。

「全員大丈夫か?」

「私たちは、全員はぐれてしまいました。

天体は、電磁ネットに引っ掛けるまでは成功したんですが・・・。」

ルンは口ごもる。

「どうした?」

「そこからナノトランサーを起動しましたが、出力が足りず、破られました。」

「なんだって!?」

しかし、彼女の中に疑問が生まれる。

もし失敗していたら、すでにこの惑星に天体は衝突しているはずだ。

だが、何も起こってない。

「ルン、その後天体は?」

「少し、軌道がずれました。

そのおかげで、ニューデイズは助かりました。」

いい報告のはずなのに、相変わらずルンの声は暗い。

まだ、何かあるようだ。

「ルン、その天体の軌道のデータを送れるか?」

「はい、今送ります。」

すぐメインコンピューターにデータが送られる。

「よし、A班は至急そのデータの分析を。

B班は引き続きルンたちの居場所の特定を。

C班は外部の通信を相手してくれ。」

矢継ぎ早に指示を送るパレスティン。

普段は飄々してる彼女だが、こういう時の行動は誰よりもすばやい。

躊躇がなく、迷いを感じさせない。

それは、そのまま部下への信頼へと繋がっていく。

「ルン、お前はすぐ支部へ戻れ。」

「しかし!スス達が!!」

「こちらがすぐに見つける。

お前が下手に探し回って、お前まで行方知らずになったらどうする?」

「そうですね・・・・すいません。」

「お前の気持は分かる、だからこそ・・・」

「パレさん!大変です!!!」

部下の一人が声を張り上げた。

「なんだ?」

「軌道のデータなんですが、このまま行くと・・・。」

そのデータを見て、パレスティンは驚愕した。

「こ、こいつは!!」

~惑星パルム・ガーディアンズ支部~

「シャノンさん!ニューデイズ支部から連絡です!!」

小柄な女性が大声で叫ぶ。

「なんだポムポム!!今連合軍のことで・・・。」

シャノンと呼ばれた渋めの男は別のところと通信しているようだ。

「通信の主はパレスティンさんですよ!!」

「  !!  」

シャノンの表情が一変した。

「すぐ変わる!少し待っていろ!!」

シャノンは通信機の前で一言謝ると、すぐ通信を切った。

「よし、ありがとう。

おそらくデータが送られているだろう、メインコンピュータにアクセスしてくれ。」

「了解!」

ポムポムはすばやくコンピューターの前に座り、慣れた手つきで操作しはじめた。

「こちらシャノン、パレ・・・久しぶりだな」

「ええ、けど今は昔話している場合じゃないわ。」

通信機の向こうの声は極めて真剣だ。

「だろうな、例の天体・・・・作戦はどうだったんだ?」

「天体を別空間に飛ばすのは失敗したけど、

軌道がそれたので、何とか直撃は避けたわ。」

「そうか、なら良かったじゃないか。」

一安心する。

「・・・・そろそろデータは確認したかしら?」

「え?」

ポムポムの方を見る。

「シャノンさん・・・・これ・・。」

シャノンは通信機から離れ、画面に近寄った。

画面にはコロニーと3惑星と、例の天体が写っていた。

異空間から現れた天体の、最近までの軌道がでている。

現在はすでにニューデイズから大きく離れているようだ。

「ここ最近のこの軌道から分析し、

今後の軌道を計算すると・・・。」

ポムポムがコンピューターを操作すると、画面の天体が動き出した。

ゆっくりと弧をえがき。

たどり着いた先は・・・。

自分たちの住む、パルムだった。

~惑星パルム・草原~

草原に落ちた一つの金属の塊。

落ちたまわりはクレーターようにへこんでた。

「こいつは~特ダネだ!!」

ニャンコが早速カメラで撮影を始めた。

「すごいですね~・・・・。なんだろ?あれ。」

チョチョがクレータの真ん中の金属の塊を見つめる。

「むむむ!宇宙船の脱出ポッドかな?」

ニャンコが近寄る。

「あ、危ないですよ!!」

と、言いつつチョチョも近づく。

「く!ロックがかかってるな・・。」

ニャンコがトビラを開けようと躍起になっている。

「おらぁ!!宇宙人め!!さっさと出て来い!!」

トビラを蹴飛ばすニャンコ。

しかし、反応がない。

「誰もいないのかな?」

「つまらんな・・・。これでタコみたいな奴が出てきたらおもしろかったんだが。」

ニャンコがトビラに向かってツバを吐くと、

それと同時に人が出てきた。

「うわっぁぁ!!」

「出た~~~~!!!!!」

ニャンコが飛び上がる。

「う、宇宙人だわ!本当にいたんだ!!」

チョチョの目が輝く。

「え?待って!おれ人間だってば!!」

「なんだ、つまらないの・・・。」

あっという間に輝きは消えた。

「だれ?あんた?」

ニャンコが警戒心を見せる。

「なんていえばいいのかな。

とりあえず、名前はギンジローだ!」

「知ってる?」

「ううん、どっかの3流コメディアンじゃない?」

「おれは一般人だ!!」

ギンが赤面して言う。

「一般人が、なんで空から降ってくるんだ!!

メリーポピンズか!?」

「ニャンコさん、それだと傘がないと・・・。」

「く!!まぁ、いいや。

あたしはニャンコ、こっちの赤いのはチョチョ。」

ニャンコが白い歯を見せて笑う。

色黒なので、いっそう白く見える。

「よろしくね。」

チョチョも微笑む。

こちらは可憐な少女といった感じ。

「あ、よろしく。」

「で、なんで空からふってきたんだ?」

「え~と・・・。

宇宙船にいたんだけど、色々あって・・・。

なんか脱出しちゃった・・・そんな感じかな?」

ギンはうまく思い出せなかった。

なにしろ、あんなに慌しかったんだから。

「ふむ、`大変だった`ってことか。」

「ニャンコさん、それじゃ聞いた意味が・・。」

「ふ、気にするでない。」

ニャンコが朗らかに笑う。

その笑みは、どこか親しみがあった。

「で、ここはどこで、あんた達は何を?」

ギンも問う。

「は?」

「いや、だからここはどこかって・・・。」

「ニャンコさん、この人空から来たからわかんないですよ。」

チョチョが説明する。

「ああ、そう言う事か!

んーと、

ここはパルムに草原で・・・・、あたし達は珍獣のレポートで来たのさ。」

「珍獣?」

「珍しい、獣って意味よ。」

チョチョが説明する。

「それは分かります!!」

「ここでなにやら人を遥かに凌ぐ、

ゾウをも越えるでかさの4足歩行の動物が発見されているのだ!」

ニャンコが写真を取り出す。

そこには恐ろしくでかい、マンモスのような動物が写っていた。

しかし、ピンぼけが激しく、辺りが真っ暗で不鮮明だ。

「あの、これは本物なんですか?

何か別の、岩とかじゃ?」

ギンは写真の謎の物体を指差す。

「多分!本物だ!」

ニャンコが誇らしげに言う。

「わたしもそれは違うと思うんだけど・・・。」

チョチョは少し困った顔をする。

「それより、レリクス行ったほうが珍しいものがありそうな気がするんですけどね。」

チョチョが遠くある、巨大な岩の方を見る。

岩に大きな穴があいており、まるで洞窟のようになっている。

「レリクス?」

ギンもその洞窟の入り口を見る。

「古代文明の遺跡の総称をそう呼ぶの。

1年前、世界を揺るがしたSEED事件でたくさん発見されたの。」

チョチョが遠い目で話す。

「SEED事件って、そのレリクスと関係が?」

「詳しくは知らないけど、SEEDはA・フォトンというものに引き付けられるの。

そして、レリクスにはA・フォトンが充満している・・・。

つまり、SEEDが飛来するところはA・フォトンが密集している場所。

すなわち、レリクスとなるのよ。」

「レリクスは目立たないとこにあるけど、

SEEDはお空から派手に来るだろ?

SEEDが落ちた場所に行くと、よくレリクスが発見されたもんだよ。」

「だから、SEED事件はレリクスに関係があるのか。」

ギンが少し考え込む。

SEED事件・・・。

これは1年前各惑星を襲った謎の宇宙生物がおこした事件だ。

この銀河系で知らない人はいないだろう。

「たしか、おれの村は大丈夫だったような・・・。」

たくさんの人、動物、自然が多大な被害にあい。

死にいくものもたくさんいたという。

「SEED事件って、もう終ったはずですよね?」

「うん、3惑星が一斉に封印装置なるものを起動し、

SEEDのみを全て異空間に飛ばしたやつだね。」

「そのおかげで、今やSEEDは全然見ないもんな。」

チョチョとニャンコがなつかしそうに語ってる。

「にしても何もいないな~。

いるのはそこらへんにいるおとなしい原生生物ばっか。」

「ニャンコさん、そのほうがいいじゃないですか。」

「いやいや、何か拍子抜けって思った訳よ。」

ニャンコが微笑する。

「レリクスか・・・・。」

ギンがレリクスを見る。

不気味な雰囲気が漂っていた。

それはどこかで感じたものでもあった。

「もう撤収しようかな。」

ニャンコが呟くと、突如地面が震え出した。

大地を揺るがす、大きな地震だ。

「地震!?それも・・・でかい!」

3人は立っていられなった。

ギンは、ふとレリクスを見ると、

そこから紫色の、ヘドロのようなものが岩を突き破って飛び出してきた。

「なんだあれ!?」

ヘドロが地面に着くと、そこの草花はあっという間に枯れていった。

草原が、どんどんヘドロによって侵されていく。

「なんだあのヘドロは!?」

ニャンコも驚いく。

すると、1匹の原生生物にヘドロがぶつかった。

一瞬、動きが止まり、死んだのかと思ったが。

紫色のオーラをだしながら、その姿形を変えていった。

ひ弱な豚だったその原生生物は、

あっというまにマンモスのような巨大な生物となった。

「あれが、例の珍獣!?」

チョチョが叫ぶ。

ニャンコは写真と見比べているが、どうやらそうらしい。

揺れがおさまり、その珍獣はこちらを見ていた。

「おい、これってやば・・・・」

ニャンコが弱音を吐く前に珍獣は猛スピードで突っ込んできた。

「逃げろ!!」

~惑星パルム・レリクス内部~

「騒がしいな・・・。」

オルガはレリクス内に流れる不穏の空気を感じ取っていた。

そして、何かが自分に迫っているいることも薄らながら感じていた。

「嫌な予感がする・・・、急ごう。」

不安にかられながら、走り出す。

このレリクスの調査はもう随分長い事やっている。

何せ、中がまるで一つの小国のようになっているからだ。

そして、組織の任務により探していた鍵は、

影も形もなかった、ガセだったようだ。

走っていると、今までで見なかったサソリのような原生生物が現れた。

「こいつは?」

いあ、どこか見た所がある、

しかし微妙に姿形が違う。

そのサソリは、鋭い鉤爪を剥き出しにして飛びついてきた。

「・・・とろいんだよ。」

軽く横にかわし、そのまま後ろを見ずに脇から銃で打ち抜いた。

倒した原生生物は、

紫色の灰を出しながら消えて行った・・・。

「おい・・・こりゃぁ、SEEDじゃねえか。」

オルガはSEEDが死ぬとき、紫色の灰をだして跡形もなく消えることを知っていた。

「なんでSEEDが?それもこんなところで?」

すると、後ろから手を叩く音が聞こえた。

振り向くと、

黒のキャストが、なめらかな白髪を揺らめかせながらこっちへ近づいていた。

「ご名答、今のはSEEDだ。」

そういうって不敵に笑みを浮かべる。

「誰だ?あんたは?」

銃を突きつけ、威嚇する。

「君はEhか・・・。俺は、そう、同盟軍だ。

名はガオウ。

もっとも、名前などなにも意味を持たないが・・・。」

「今のは、あんたがSEED化させたのか!?」

「驚いたかい?

そうりゃあそうだろうな。

SEED化し、なおかつそれを操ることができるのは、

自分たちだけだと過信していたんだじゃないかな?

うん、過信していただろうね。」

オルガに人差し指を突きつけながら、静かに言う。

「・・・・・・・どうやったかは知らないが、まさか操られるとは・・・。」

「ふふふ、気になるかい?気になるだろう。

折角だから、君に見せてあげよう・・・。」

その黒の白髪キャストは地面に手をつけた。

「本部、コードネームS-001を・・・。」

衛生から呼び寄せる巨大武器、SUVウェポンを呼びだした。

しかしそれは、一般に見られる巨大レーザーや、ガトリングではなかった。

大きな、つぼみ状態の「花」だった。

色は真っ黒の、不気味な雰囲気が漂う花だった。

その花が咲き開くと、中から紫色のヘドロのような物体があたりに散乱した。

それは、このレリクスの外まで飛び出していた。

「な!なんだこいつは!?」

ヘドロを必死でかわすオルガだが、

足元にせまったヘドロをかわすために跳躍した時を狙われてしまった。

無防備なところに、ヘドロが直撃する。

「うあっ!」

とっさに顔をかくすが、体中に浴びてしまった。

「ククク、浴びたな・・・。」 

口元を歪ませるガオウ。

「さぁ、もだえ、苦しみがいい・・・。

そしてその先にあるものを・・・

わが眼前にさらけ出せ!!」

しかし、オルガはいたって平気そうなそぶりをしている。

体についたヘドロを取り除いている。

「・・・・・・な、何も起こらないだと?」

ガオウは驚いた。

「バカな!もしや貴様はキャストなのか!」

「いいや、人間だよ。

ただあたしたちは、普通の人間じゃないだろうね。」

突如、オルガの体から紫色のオーラがでる。

「そのオーラ・・・まさか・・・。」

思わず、ガオウは怯んだ。

「なんであたし達が生物のSEDD化および、その隷属をできるか知ってた?」

「まさか、お前等自身が!」

「そう、自由にSEED化できるのよ。」

オルガの体から黒い光がでると、そのまま彼女の体は変わっていった。

顔つきはかわらないが、背中には羽が生え、手は片方が3枚刃の剣になっていた。

もう片方の手の平には小さな穴が空いていた。

そして、腹部分に小さな球状の青いゼリーのようなものがあった。

「・・・行くよ。」

そう小さく言い、あっという間に姿を消した。

強い脚力と羽の羽ばたきから生まれる機動力は、

常人の目では追えないスピードだった。

しかし、ガオウも同盟軍の最先端技術の結晶のキャスト。

その高性能なスコープはオルガの速さについていってた。

オルガの剣と、ガオウの斧がぶつかるたびレリクス内は大きく揺れた。

一瞬でも気を緩めれば、死が待っている。

2人の斬撃がぶつかり合い、後ろに跳ねあう。

「まさか、あたしの速さについていける奴がいるとはね・・。」

「お前こそ、なぜSEED化して正気を保っている?」

「ふん、答える義理はないね!」

そう言うと、穴の空いた手を突きつけた。

すると、そこから何かがでた・・・

そう思った瞬間、ガオウ体に銃弾が打ち込まれていた。

「ぐぉぉぉ!!」

思わず片膝をつく。

「さすがに、今のは避けられないか・・・。

ふふ、なにせ音速弾だからね。」

オルガは煙をだす左手を見せ付ける。

「く、この程度の銃弾・・・・。」

立ち上がろうとするが、体に力が入らない。

「やめときな、今のはあたしの「気」をめいいっぱいだして撃った弾。

撃つのは1発が限界だけど、その威力は相手の生命力を大きく奪う。

キャストでもね。」

「おのれ!生意気な女め!!」

悪態をつくガオウ。

「女だと思って甘く見ると、痛い目にあうってよく分かったでしょ?」

そう言い、ガオウに剣を振り下ろす。

両断されるガオウ。

だが彼の体は、そのまま黒い霧のように消えてしまった。

「え?」

困惑するオルガ。

後ろから、低い声が聞こえる・・・。

「・・・勝利を確信し、油断したな。」

振り向いたその刹那、ガオウの冷徹な刃が腹のゼリー部分を貫いた。

「あぐ!!」

オルガはなす術もなくそのまま倒れた。

元の体に戻って。

「い・・・今のは・・?」

「・・・・・・影。」

「え?」

「君の影に入ったのさ。

それが、この鍵の力さ。」

そう言い、手に持つ黒い円盤を見せる。

「そ・・んな、同盟軍が・・・鍵を?」

「これはあるオリジナルから作り出された人工のもの。

鍵の力はないものの、兵器としての力はある。」

「そんな、技術が・・・?」

「甘くみていたのは、君の方だったな。」

ガオウはそう言い捨て、立ち去った。

「・・・・・・・安らかに死ね。」

静寂に包まれるレリクス。

自分の鼓動だけが馬鹿みたいに大きく聞こえる。

死ぬのかな・・・あたし・・・。

最早、声もでない。

そのまま意識は、無へ行こうとしてた・・・。

これが、死の境地ってやつのなのかな。

目の前は真っ暗。

落ちていく自分。

ふと、光が見えた。

上から、優しい光が・・・・・。

「オルガ!!」

声が、聞こえる。

「聞こえてるのか!起きろ!!」

小さく目をあけると、見慣れた男がいた。

「・・・・ジロー?」

「良かった、死んじゃいねぇな!」

ジローがいた、1週間前組織から飛び出したと聞いていたけど。

「なんで・・・?」

「腹の出血がひどいな・・・とりあえずこれで我慢してくれ。」

ジローは着ていたジャケットで止血をした。

「ガオウと、戦ったのか?」

「 !? 」

「さっき会ったよ、奴に。

意味深なこといってすぐ逃げやがったが。」

「・・・ジロー・・・・あたしはもうダメだ。」

「何言ってるんだよ!またいつものようにに元気になって・・・・。」

そこで言葉が止まった。

彼女の左手に、穴が空いていた。

半SEEDになる時しか空かないはずなのに。

「ヘルブラスト時に、急所を突かれることがどういうことか、

知っているはずだ。」

「そんな・・・ウソだろ・・・。」

「現実から、逃げちゃだめだ。

あたしは、死ぬ。

そして、完全SEEDとなる。

理性は失い、あんたを襲うだろう・・・・。」

「待てよ!SEEDになっても、俺等なら大丈夫だろ!!」

「大丈夫じゃなかった事を、あいつが証明したじゃんか。

今、あいつがどうなったかはわからないけど・・・。」

「なんでだよ・・・。」

ジロー両手に握りこぶしを作り、地面を何度も、何度も叩いた。

「ちくしょう!!・・・ガオウ!!」

怒り、憎悪ばかりが膨れ上がる。

レリクス内は、ジローの地面の叩く音だけがむなしく木霊する。

「・・・行け、ジロー。

もう半時もない。」

ジローはオルガを見る。

仰向けになり、顔は真っ青だ。

「・・・・・・・・・・・誰だ逃げるかよ。」

そう小さく、呟いた。

同じ頃、ギンたちがレリクス内に逃げ入っていた。

       =NEXT=

「巡りあう者たち」~screenⅩⅡ・解放~

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PS2の憂鬱

どうも!ギンジローです!(・∀・)

来ました!

ヤルイミナn・・・ぁ、イルミナスのやぼー!!

なにやらPS2でも「PC組の人に会える」だけできるらしいので行ったのですが、

PCの人の服装がメッチャダサイです(´Д`;)

にゃんこサン(´_ゞ`)「ミニスカートだ!!ウヒヒ」

あの・・・下着姿になってますよ(´・ω・)

(´_ゞ`)キティィィチャァァァン!!!!!!!

オルガサン(*´Д`*)「私程ムチが似合う人はいないね!」

あの、何も持ってませんよ(´・∀・)

(`_ゞ´)「な~ん~だ~と~!!!」

説明いたします!

PC組の人が使う、現存のPSUには無いものをしようすると、

服だと初期の服に見え、

武器だと何も持ってない(ダメージだけ見える)ように見えるのです(´・∀・)

いやはやPS2万歳ですな!ヽ(`∀´)ノ

そして大幅に色々な所が改良されました!

プロトがS武器オールOKになったり

ダムバーダがのけぞりなくなったり・・・

ぁ、これは弱体だね!(;□;)

WTでためしたんですが、

スキル・攻撃テク(補助テクは20)が30まで解放されてました!(・∀・)

射撃も11以上OKでした(^-^

さらにSウォンドもOk・・・

WTの時代がキターーーーーヽ(´∀`*)ノ

と、いっても

*ここでのなんとかかんとかは製品版に反映するお約束はできません。

これが全部製品版で実現するとはかぎらないんですよね(;・∀・)

他にもたくさん良い事が追加されたらしいですが・・・

詳しくはPSU・Wikiでおn(ry

とにかく!

イルミナスが楽しみです!(・∀・)

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溢れんばかりのアレ

ハァハァ・・・・・・・

や、やばい。

ダルクファキスの隕石サイコォォォフォーーーーーー!!ヽ(´∀`*)ノ

PS2のコントローラーがすっごい勢いで振動する&画面の大爆発が

たまらんです!(*´Д`)

あ、決してMとかじゃないよ!

そこ大事だからね!!!!w

少しお知らせですが、

6日で課金が切れるのです( ̄▽ ̄)

ですが、この4月は課金はしない予定です(^-^

来週から学校始まる&すぐ行事にはいるので(;・∀・)

あと野球部やめて結構たったので、陸上部あたりに入ろうかなとも思ってます!

やっぱり体を動かすほうが、自分の性に合ってるのかもしれません(つ∀`)

そういうことで次のINは5月以降になりまっす!

ブログはゆっくりと更新していきます(・▽・)

あと2日の間に・・・

なんとかS基板をとりたいです!!(・∀・)

木更津キャ~~~~~~ッツ!!!!

ニャーーー!!ヽ(`∀´)ノ

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ATOGAKI

ハァハァ・・・・・・・・やっとできた・・・。

今回はなが~~~~~~~~~~~~いです!(・∀・)

6ヶ月のノウハウがつまってます!

ぁ、しょぼいね(つД`)

ようやくメインの3人が動き出せたので、ここからハイスピードに行きます!

まだまだ良く分からない所は多いけど、最後にドドっと来る予定です(・▽・)

登場人物も増えますよ~ヽ(*´∀`)ノ

それと、8000HITしてました!(カウンター全然見てなかった・・・

こんなブログに足を運んでくれて、本当に感謝の気持でいっぱいです!!

ありがとうございます!!<(__)>

1万HITまで突っ走るぞ~(・▽・)

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「巡りあう者たち」~screenⅩ・共闘~

~惑星モトゥブ・ニシクグ砂漠~

空は満点の星、そのひとつの星が降ってきた。

それは金属の塊で、中に人がいた。

砂漠におち、辺りが砂煙に包まれる。

その中から、一人の小柄な男でできた。

ノースリーブの赤いジャケットに、カカトまで伸びる黒のズボンをはいている。

「砂漠!?」

金属の塊・・・脱出ポッドからでてきたクロは驚いた。

「ユイと、ギンも・・・いないな。」

辺りを見回すが、一面何もない砂漠だ。

時折風が強くふき、砂煙を巻き起こす。

ふと、ナノトランサーから剣をだす。

ニューデイズ買った、安物だ。

少しひび割れている。

「初めて人に、凶器を向けたな。」

宇宙船の出来事を思い出す。

それを思い出すと、あの2人が心配になってきた。

「行こう。」

彼が歩きだした。

進むあてもなく。

・・・・・・・・しばらく歩くと、どこからか声が聞こえた。

「君も、ここへ導かれたのか。」

風に乗って、知らない声が聞こえる。

いや、どこかで、つい最近聞いたことがあるような声だ。

しかし、思い出せない。

「え、誰だ!?」

その場で叫ぶ。

すると、また声が聞こえた。

「ここは、常人では来れる場所ではない。」

今度は右手からはっきり聞こえた。

「誰なんだ!?そもそもここへは、偶然来たんだ!!」

「偶然?・・・そんなものはない。全ては運命、必然だ。」

運命?必然?何をいってるんだ?

それに、ここは何か特別な場所なのか?

次々と胸に疑問が浮かぶ。

「会いたい人がいるんだね。」

また、声が聞こえる。

「僕も、君と同じさ。」

すると、右手から人影が現れた。

「あ、あんたは?」

~惑星モトゥブ・非公式、裏スペースポート~

海賊船、エクスカリバーが着陸していた。

「ふ~、着いた着いた。やっぱモトゥブが1番だわ。」

アセルスが伸びをする。

「誰もいないね。やっぱもう夜だからかな。」

フロンがあたりを見回す。

「ま、みんな酒場にいるんでしょ。」

アウクソーが荷造りをして船から出て行く。

「そだね、あたしたちも初仕事の打ち上げに行きますか~。」

ミスティもそれに続く。

「ライス、今日は飲みあかそうね!」

「もっちろん!」

ウタとライスも船から出る。

「・・・・・・・・ん、あれはなんだ?」

アセルスが、スペースポートの端っこにある金属の塊を指差した。

「何あれ?」

ウタとライスも不思議になり、2人は船から下りてそれに近づいて行った。

「ポッドかな?なんであんなものが?」

アセルスが重要物資、鍵を大切にしまい船から出た。

船にロックをかけようとすると、中から突然2人の人間が飛び出してきた。

「うわっ!!何だ!?」

焦るアセルスに、出てきた内の一人が膝蹴りをくらわした。

「ぐ!・・・・この!」

アセルスも殴りかかるが、ヒラリとかわされ、2人の人物は船の左翼に立った。

「こんにちは、アセルスさん。」

長身の金髪の女性が、微笑しながら言った。

「Eh(Eleven hert)か・・・」

アセルスが両手に銃を構える。

「わお!うちらの事知ってる人なんて、珍しいね。」

長身の女性とは対照的に、小柄な女性が笑みを浮かべる。

「ルナ、油断しちゃだめよ。」

「はいよ、ハルル。」

すると、ルナは先端にヤリの刃、後端に振り子のような刃がついたギターを取り出した。

ハルルは、手を目の前にクロスに構えた。

両手に冷気の波紋が広がり、両手を振り下ろすと、

手にはまるで氷の結晶のような、六つの刃があるチャクラムが出てきた。

「ありゃりゃ、1対2かな?」

ルナがギターをくるくる回して笑ってる。

「ふん、一人で十分だよ!」

アセルスは両手の銃を掲げている。

3人が間を取り合う。

「アセルス!中は少女がいたよ!」

ウタとライスが戻ってきた。

ライスの背中には一人の小柄な女性がいる。

「あれ?あんな人いたっけ?」

ウタがハルルとルナを指差す。

「え?いたっけ・・・。」

「Eleven hert だ。」

アセルスが目線を変えずに言う。

「え?なにそれ?」

ウタがきょとんとしてる。

対照的に、ライスは驚いていた。

「それって・・・・、噂だけなら聞いたことある。

鍵を狙う、11人の化け物達と。」

「あくまで噂、詳細を知るものはいない。」

アセルスも、焦りが感じる声をだす。

「化け物とは、ひどい言われようね。」

ルナがため息をつく。

「本当、おしおきをしなくちゃね。」

ハルルとルナが姿勢を低くした。

「お前等!!そいつをつれて逃げろ!!」

アセルスが叫ぶと同時に、ハルルが跳躍した。

「はっ!」

両手のチャクラムを広げると、アセルスの地面に冷気が走った。

それは、瞬く間にアセルスの足を氷付けにした。

「え!?なにあれ!?」

ウタが驚く。

「くそ!!」

アセルスはハルルに向かって発砲するが、チャクラムで弾かれた。

「アセルス!」

ライスが背中の少女を下ろして、銃を両手に構えていた。

「バカ!逃げろって言っただろ!!」

「ウタ!行くよ!!足元に!!」

「はいよ!」

ウタとライスは同時にアセルスの足元に発砲した、

2人の銃弾は、足元に直前で触れ、大きく爆発した。

「 !! 弾丸が爆発した!」

ルナが驚く。

爆炎は、氷を溶かし、吹き飛ばしていた。

「サンキュ!だけど少し熱かったよ!!」

アセルスがすばやく移動しながら叫んだ。

「文句いうなって。」

「なるほど、ガス弾と炎弾で爆発をおこしたのね。」

ハルルがライスとウタの銃を見る。

「ヒュウ、正解。」

ライスが笑みを浮かべる。

「でも、あなた達自身が凍ったら意味ないわね。」

ハルルが微笑を浮かべ、チャクラムを構えた。

「ハルル!」

ルナがハルルの背後をガードした。

見ると、アセルスがハルルに向かって発砲していた。

「あ、ごめんなさい。」

「まったく、油断しないでって言ったんだから。

ハルル、行くよ!!」

「了解。」

ハルルが両手をクロスに構えた。

てにもつ鍵に力を込めて。

そして、小さく呟く。

「アイス・タワー」

アセルスたちの床から、とがった氷の柱が次々出てきた。

それは、逃げるアセルスたちえお追う様に床から生えてくる。

「ちょ、なにこれ!!」

「これが、鍵の力ね。」

ウタとライスも逃げる、攻撃どころではなくなった。

「それ!」

上空からルナが刃がついたギターで斬撃をくりだした。

不意を突かれたライスは、かわしきれず、その場で転んでしまった。

「ライス!危ない!!」

氷の柱が立つ。

ライスは地面を転がってかわし、何とか立ち上がった。

「くそ・・。」

ライスの額からは血が流れていた。

「使うしかないか・・・。」

アセルスが、鍵をとりだした。

黄色に薄く輝いている。

「いけ!」

アセルスがハルルに向かって鍵を突きつけ、力を込めた!

が、何も起こらなかった。

「え?なんで?」

アセルスが何度も試すが、何も起こらない。

「鍵を使えるものは、限られた人のみ。」

ハルルがチャクラムを掲げて言う。

「そして、それは持ち主によって姿形が変形するのよ。」

「まさか、そのチャクラムが!」

「ええ、綺麗な氷の結晶のようでしょ?」

ハルルが笑みを浮かべる。

「くそ・・・。」

アセルスは下唇を噛み、鍵を地面に叩き付けた。

鍵はそのまま転がっていき、

先ほどの少女の元で止まった。

そこで、鍵は小さく輝いた。

「ハルル!そろそろ行くよ!」

ルナがギターを構えた。

「ええ、お願い。」

すると、ルナがギターを弾き始めた。

アップテンポな音楽だ。

「踊り狂え!氷たちよ!!」

ルナが叫ぶと、ハルルが作り出した氷の柱が、

たちまち人型になり、アセルスたちを襲った。

それも、軽く100体以上はいた。

「なんだこいつら!?」

アセルスが銃で応戦するが、氷の人形たちは華麗に身を躍らせ、銃弾を交わしていく。

瞬く間にアセルスは氷の人形達の下敷きになってしまった。

「アセルス!」

「ライス!行くよ!!」

ウタとライスは、爆発弾を浴びせる。

しかし、1回で倒せる数はせいぜい2,3。

追いつかない・・・。

「だめだ!!」

2人は逃げたが、あっという間に囲まれてしまった。

氷の人形達は冷気を生み出し、辺りを寒くしていた。

そして、じりじりとその輪を狭めて行った。

「ふふふ、終りね。」

ハルルが微笑する。

2人の足元にいた少女は、そこで目をさました。

「あ~良く寝た~。

うう、なんか寒いよう・・・。

え!?なにこれ!!」

ユイは周りを囲む氷の人形達に驚いた。

そして、自分のすぐ傍に背中合わせで立っている2人に女性を見た。

「それに、あなたたちは!?」

「なんてタイミングで起きるのよ・・・。」

「まったくだよ・・・。」

ウタとライスは、周りにいる氷の人形達で頭がいっぱいだった。

「あれ?この綺麗なブローチは?

いや、ブローチにしてはでかいな・・・・。」

ユイが近くに落ちてた鍵を拾う。

「あ、それは・・。」

「すべすべして気持いい~。

ん?ん?あれ?」

ユイが鍵をいじくりまわしてると、急に鍵はその輝きを強くした。

「うわ~・・・綺麗・・・。」

ユイはそれに見惚れていた。

「ハルル!もしかして!?」

ルナが驚く。

「・・・・・・。」

ハルルも息を呑んだ。

「お、おい!え~と・・・。」

「ユイです!」

「ユイ!そいつをまわりの化け物達に向かって突きつけろ!

倒すという、硬い意思を持ってだ!!」

ライスが叫ぶ。

「え?このよくできた彫像危ないんですか?」

ユイが、もう数歩まで迫った氷の人形を指差す。

「うん!殺されるよ!早く!!」

ウタが叫ぶ。

「ええ!?いやぁぁぁぁーーー!!!」

ユイが鍵を握ったまま、奇声を上げた。

すると、鍵から小さな黄色の球体が飛び出した。

それは、3人の上空で止まると、そこから強烈な雷を四方八方へ放った。

その雷は地面に突き刺さり、波紋を広げていった。

氷の人形達は、数多の雷の前に次々と貫かれていった。

「あ、あれは鍵!?」

「それに、使ってる・・・。」

ハルルとルナが驚きを隠せずにいた。

雷が止むと、あたりは氷の破片の山となっていた。

「い、今のは?」

ユイ本人が一番驚いているようだ

ウタとライスは言葉を失っていた。

「まさか、あんな普通の人間が・・・。」

ルナがまだ驚いている。

「ええ、それに・・・。」

ハルルがユイを見る。

「まさか、あなたにまた会うとはね。」

「あ!あなたは!!」

ハルルが床に膝ついて、手を床に当てた。

すると、床から氷の花がはえ、つぼみのようなものでハルルたちを包んでいった。

「また会いましょう、ユイ。」

つぼみが完全にハルル達を包んだ。

「ハルルさん!?待って!!」

ユイが叫ぶ。

つぼみは、割れた。

当然、ハルルたちはいなかった。

「・・・・・・・・・・ハルルさん?」

ユイがまだ呆然としている。

「知ってるの?」

「うん、あの人に一度助けてもらったの。

ねえ、ハルルさんは、あなたたちを襲ってたの?」

「ええ、いきなりだった。」

ウタが答える。

「何でだろう・・・。」

「それのせいさ。」

見ると、ライスに支えられて、アセルスがこっちに向かっていた。

「アセルス!」

「あなたは?」

「あたしはアセルス、そいつはライス、それにウタ。」

ライスとウタはそれぞれ微笑する。

「それってこのでかいブローチですか?」

ユイが鍵を見る。

「そう、奴等はそれを狙ってたんだ。」

「だけど、行っちゃいましたね。」

「それは、多分あんたが鍵を使ってしまったからだろう。

あたしらが使えないだろうと、あいつらは読んでたんだね。」

アセルスがユイを見る。

「しかし、あんたが現れた。

あんたが鍵を使えたから、奴等は帰っていった。

これは確かだ。」

「う~ん、よく分かりません・・。」

「はは、あたしも同じさ。」

アセルスが笑って答えるが、身体はかなりきているようだ。

「あんたを酒場に招待するよ!え~と・・・。」

「ユイです!」

~惑星パルム・草原~

「ニャンコさん、こんな所に珍獣なんているんですか?」

「ええ!これはスクープですよ!

チョチョさん!しっかりレポーターっぽくなってくださいね!」

ニャンコと呼ばれた色黒の女性は大きいカメラを構えている。

「ここって原生生物も多いんでしょ?

大丈夫かな?」

チョチョと呼ばれた赤髪の可憐な少女は、少し不安げだ。

「何いってるの!このカメラはレーザーでもあるのよ!」

ニャンコは張り切っている。

「おお~。すっごいですね!

・・・あれ?何か落ちてきますよ?」

チョチョが空を指差す。

そこから、金属の塊が降ってきていた。

「こ、これは大スクープだ!

パルムの草原に謎の隕石落下!!

うん、トップ記事決定!!」

ニャンコが走り出した。

「ああ!待ってくださ~い!!」

チョチョも慌てて後を追って行った。

その飛行物体に、人が入ってるとも知らず。

~惑星パルム・レリクス~

一人の長身で、短髪の女性が戦っていた。

両方の柄に長く、細い刃がついた武器で次々と敵をなぎ倒していった。

「ここの調査も1週間が経過したね・・。

まったく、鍵なんてないじゃないか!!」

女性は転がっている原生生物の死骸を蹴飛ばした。

すると、通信機に連絡が入った。

「だれ!?」

「ずいぶん機嫌が悪いようね。」

ため息交じりの、聞き慣れた声が聞こえる。

「エフェか、どうしたの?」

「聞くまでもないでしょう?」

「ああ、まったく駄目だよ。ここにはないんじゃない?」

「そう。」

「それだけ?」

「ええ。」

そこで、オルガは通信を切った。

「まったく、掴めない奴。

今日で終るし、久しぶりにお買い物でもしたいな~。」

すると、近くから足音が聞こえた。

「はっ!」

反射的に振り向くが、誰もいなかった。

「また雑魚かな?」

少し気になったが、

さっさと任務を終えたかったので、彼女は先を急いだ。

「あと1ブロック。あそこが最後ね。」

オルガは、自分に近づく黒い影に気がついてなかった。

「ククク・・・・。」

影は、再び気配を消した。

       =NEXT=

「巡りあう者たち」~screenⅩⅠ・影~

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